付け合わせにしたりパスタに入れたり...主に洋食を作る時に良く使うパセリ。スーパーなどで手軽に入手できますが、一度には使い切れない量が入っていると思いませんか?そうなると、何度かに分けて使うために保存しておきたくなるのが人情。
パセリの保存方法として考えられるのは「乾燥」と「冷凍」ですが、ここでは「冷凍」での保存方法について解説していきます。
【用意するもの】
【保存方法】
- ボールに水を溜め、パセリの葉を流水でよく洗います。この時、ボールの中でパセリの葉を振る様に洗います。
- パセリの水気を良く切る。キッチンペーパーで拭き取っても良いですが、水切り器を使うと簡単で水気も良くとれます。
- 冷凍用保存袋(ジプロックなど)に入れ、空気少しだけ入れて封をして冷凍する。
- 使う時はジプロックのまま手でもむだけで簡単に葉が粉々に細かくなります。
- 1ヶ月程度を目安に使い切ってください。
未だパセリを冷凍保存して運用いなかった頃、他の料理で使って残ったパセリを使い切るためのメニューとして重宝していました。材料少なめで簡単に作れる上に、食べやすいので栄養素を豊富に含むパセリを沢山食べれてお勧めです。
作り方は簡単、大きな鍋に塩2つまみを入れた2リットルの水と野菜くずを入れ、弱火で20分程煮るだけ!ただ、野菜だけだと香りだけで食べた時のパンチが足りないため、パパ は一旦野菜ブロードを作ってから、それで鶏ハムを作って出汁をとっています。
出来上がったブロード&鶏ハムを使って作ってみたパスタがこちら♪
日本では料理の付け合わせや飾りとして用いられる事が多く、自分も子供の頃は"食べなくても怒られない野菜"と認識していましたが、パセリは100g中(可食部)に、βカロテン のほか、ビタミンCを120mg、ビタミンKを850μg、葉酸220μg、カリウム1,000mg、カルシウム290mg、鉄7.5mg、食物繊維6.8g を含む栄養価の高い野菜です。
カリウム は、体内の塩分(ナトリウム)を尿とともに排出してくれる作用があり、高血圧の予防や女性に多いむくみの症状を抑えます。
鉄分 を多く含む野菜と言えばほうれん草を思い浮かべる方が多いでしょうが、パセリにはほうれん草の4倍もの鉄分が含まれているそうで、貧血予防に効果的です。
カリウム や 鉄 をはじめとするミネラルは、体内で合成する事ができないため、食物から摂る必要があるのですが、ミネラル不足予防にはパセリが最適な食材と言えます。
他にも ビタミンK は野菜以外に魚や貝にも含まれ、腸内細菌によっても作られる栄養素なのですが、血液を固める働きの他にカルシウムを骨に定着させる作用があり、丈夫な骨の形成にも不可欠な栄養素です。
パセリの漢名は香芹(こうきん)と言われるのですが、さわやかでどこか苦みを感じる独特の香りの素は 精油成分アピオール で、食中毒の予防や口臭防止、食欲増進に効果があります。
これだけ効用盛沢山の食材を食べないで捨てるなんてもったいないですね。
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